北の国から

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貯金本のはじめの1冊におすすめ。池田暁子著「こんどこそ!貯める技術」を読んだので感想。

こんにちは。

先日TSUTAYAに行ったらbooksの目立つコーナーにこれらの本が置かれていました。

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ピンクの表紙の方が「貯められない女のための こんどこそ!貯める技術」という本です。

この著者の作品は、週刊新潮で連載されていた「人生モグラたたき」というコミックエッセイしか知りませんでした。毎週その連載だけ楽しみに読んでいました。(週刊新潮を買っていたのは祖母)
最近の著作は迷走しているようですが、これら2作品は評価も高いようで実際に面白くてタメになると思ったので感想を書きます。

著者は貯められない女だった

著者はフリーで活動しているイラストレーター。

著者の池田暁子氏は執筆時30代後半で貯金がなかったことから、一念発起して貯金に励むことになります。なぜ貯めることができないのか過去や現在の行動を振り返りながら生活を改善していく様子をつづったコミックエッセイです。

 100万円あれば仕事が途切れてもしばらく暮らすことができる、引っ越しもできる、旅行もできる。
ということで貯金の目標額を100万円に設定します

 

 一見関係がないように思えますが、お金が貯まらない・貯めることができないというのは部屋の状態とも密接に関わっています。(部屋が汚いと買い置きしていた物を見つけられずまた買ってしまって小銭が貯まらない等)私も最近気づいた。

「片付けられない女のための こんどこそ!片付ける技術」という本も出版されている通り著者は汚部屋の住人でもあったのです。ちなみにこの本とは2部作みたいな関係。

出版時期的に貯金を始めたのは部屋の片付けがほとんど終わってからだと思われますが 、著者は本の中で「貯金も片付けと同じかも!」と書いています。

 

貯金は意識しなければできない

小銭を貯金する、出費を把握する、使用していい額を決める等、貯金の基本的な方法について書かれています。

意識が高いなら子供でも身につけていそうな貯金術ですよね。私もそう思いました。だがこの本の真骨頂はそこにはない!

 

貯金は意識して取り組まなければ絶対に貯まらないのだ!!という事を再認識させてくれる所こそがこの本の真価である、と私は思っている。

 

前半の、明らかに必要ないだろうというツッコミを入れたくなるような無駄遣いをしながら買い物をして廻る様子はもはやホラー漫画のそれ。

本人には浪費をしているという感覚はないことがわかるのがさらに見ていてつらい。

「あぁ、もうやめて・・・」って感じで目を背けたくなる。

でも、確かに貯金できない人ってこういうパターンで生活しているのだろうと思う。自分の父親もこういう人種です。

貯金は決意した者でなければできないのでは?というのが読んでいて考えたこと。 

読んでもらいたい人

この本はぜひ子供、貯金の方法が全くわからないという人、将来に対して楽観的過ぎるという人達に読んでもらいたい。

日本人の子供は他国の子供に比べてお金の教育を受けていないと言われています。国家の闇の陰謀を感じないでもないですが。

経済とか株の知識を学ぶ前段階として、まず貯金の仕方をこの本で覚えるのがいいと思います。
マンガなので小学生でも読めるし実行できるはず。

また、「貯金とかしてないけどなんとかなるでしょ」とか思っている大人の方にもおすすめです。
おすすめというか絶対に読んでほしい。なんともならなかった結果が著者の貯金を決意するきっかけになっているので、すごく生々しいです。

 

逆に、食費を抑えるコツを知りたい!!とか家族全員の家計を上手く管理する方法を知りたい!!という方にはおすすめしません

なぜならこの本は基本的なことしか書いていないからです。貯金の基本は理解できているし、実際に貯めることができているという方にとっては新しい発見はないかも。貯金上級者は別の本を探しましょう。

 

おわりに

自分はまだ一応学生だし、とか思っていてあまり貯金のことは考えていなかったので真剣に今からできることから取り組もうと思いました。

大学生にもおすすめです!!