北の国から

お届けする雑記

【競技クイズが舞台】漫画「ナナマルサンバツ」が面白い。

こんにちは。

突然ですが、皆さんはクイズって好きですか?
クイズ番組とか。

私は好きです。
好きになったのは小学生の頃、祖母と一緒に暮らすようになってからですね。

リビングのチャンネル権を独占していたのが祖母だったので、番組の好みが似てしまった。

地上波で放送されているクイズ番組は全て観てました。今も観てます。
もはや観ないとそわそわする体質になりました。難儀。

夢はいつか「アタック25」に出場して優勝して地中海クルーズに行くことです。(マジ)

 

世の中には競技クイズというものがありまして、それを舞台にした漫画があるんですよ。

クイズが好きとか言ってるくせについ最近知ったすいません・・・。

「クイズ  勉強法」とかググった時に出て来て知りました。
koboで全巻買って読みました。
面白かったので紹介させてください。

 

 

あらすじ

競技として競うクイズ、つまり競技クイズに青春を懸ける高校生達のお話。

高校生クイズみたいな大会にも出場する事になる。

ざっくりでごめん!!

タイトルの意味

7問正解で勝ち抜け、3問不正解で失格という作中のルールに基づいたもの。

略称はナナサン!!

 

面白かったポイント

 

個人的に面白かったところをご紹介。

キャラが良い

なんかね、無駄に思える登場人物が1人もいないんですよ。

大抵のマンガって、こんな言い方は失礼ですけど「このキャラ出す意味あったのかな」って人物がいたりするじゃないですか。

このマンガにはそういう人物が一切いないんです。

 

クイズってキリスト教とか宗教に関する問題の出題率が結構高いんですけど、カトリック系女子校の生徒がそういう問題に強かったりとか。
在籍している学校にも意味があったり。

 

3巻で登場する(姿だけなら2巻)笹島迅子という人物がいて、主人公の所属するクイズ研究会の会長の妹なんですが彼女はクイズはしないのです。

 

http://i1107.photobucket.com/albums/h387/judasmartel/d7o3x_c08_010_011neuquant.jpg

 

何をするかというと、趣味の電子工作を活かして早押しボタンを作ったりメンテナンスをするためにクイズ研究会に出入りをしていまして。

 

まさかこの子は早押しボタンを作る為だけに登場したのか!?

 

とか思ってしまったんですけどそんな事はなくて。

 

ヒロインである深見真理も笹島兄妹と同じく兄が居て、彼女は兄の影響でクイズを初めた事もあり迅子に対して

「お兄さんがクイズをやっていて影響は受けなかったのか」

と尋ねるのですが、それに対して迅子は

「そんなのは人それぞれちゃうの?」と答える。前のページでは「そんな非生産的なことはやらん」とも言っているんですが兄妹仲は良好。

対になっているような兄妹の、クイズへのそれぞれのスタンスが
「なぜ自分が夢中になったのがクイズなのか」という疑問の1つの答えになっているんですね。

緻密な設定の上にいるからこそ、登場人物の考え方が際立っているのだと思う。

「なぜクイズをするのか」というのは作中で様々な人物が自問自答しています。

 

リアル・・・らしい

競技クイズ界の事情がリアルに描かれているらしい・・・というのも私はクイズ研究会とかでクイズをした事がないのでわからないのです・・・。

ただ、読んでいるだけで競技クイズの知識(早押しの方法とか)がわかるので新鮮です。

そんな事があるんだなぁとクイズの知らない一面がわかるので面白いです。

 

問題を一緒に考えられる

例えばスポーツ漫画を読みながら同時に競技をするというのは不可能ですが、この漫画はクイズが題材なので一緒に考える事が出来ます。

クイズ漫画というのはその点でも斬新だと思った。

え、何それ全然知らない・・・

っていう問題が出てくると、タメになったなぁと思います。(きっとクイズ番組を観ている時くらいしか役に立たないとは思うのだけれども)

 

 

主題のクイズ以外にも、人間関係・感情の描写の緻密さとかスポ根要素があったりして今までクイズに興味なんてなかったという人でも楽しめる漫画だと思っています。

1巻を読んで「面白い!!」と思った方は絶対ハマる。ぜひぜひ。

 

クイズが・・・好きなのーー!!