北の国から

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【欅坂46】3rd「二人セゾン」の歌詞の意味を今さら考察。

こんにちは。

今さらですけど欅坂46の「二人セゾン」の歌詞をMVと合わせて考察してみたいと思います。

なんか考察する記事っていろんな解釈があって面白いですよね。え?そんなことない?

興味がありましたら覗いていってください。

 

セゾンの意味

 タイトルの「二人セゾン」って雰囲気が昭和くさいとかリリース前から言われていた気がする。

でも味があっていいタイトルですよね。

二人セゾン
二人セゾン

春夏で恋をして

 

二人セゾン
二人セゾン

秋冬で去って行く

 

一緒に過ごした季節よ

後悔はしてないか?

二人セゾン

 セゾンってなんやねん!!って言いたくなるくらい登場するセゾンさん。

ゲシュタルト崩壊しそうですね。

早い話がセゾンはフランス語で季節の意

だそうで(手元の辞書調べ)、mes jeunes saisons で「私の青春時代」となるらしい。

そのまま歌詞にもある通り、「二人セゾン」というのは一緒に過ごした季節のことを指しているんじゃないのかなと思った。

 

主人公の状況

誰かと話すのが面倒で

目を伏せて聴こえない振りしてた

君は突然

僕のイアホン外した 

これは1番の歌詞なんですが、歌詞の通り主語になる人物は周りとの関わりを自ら断とうとしているんですね。

上手く馴染めないのか、それとも本当は別にコミュ障な訳でもないけれどなんだか周囲と馴れ合いたくない気分なのか。

そこで2番の歌詞をみてみましょう。

自分の半径1m

見えないバリア張った別世界

そんな僕を

連れ出してくれたんだ

 周囲の人から断絶しているという描写ですが、ここまでみて、恐らく「僕」には離人症的な症状が現れているんじゃないかと思います。

なんか思春期の若者にはストレスやら何らかの刺激で現れやすい症状だそうです。
自然と治ったりするんですって。

 

私も中学生辺りの頃なったことがあります。とはいっても当時は訳が分からず、治った後にこの離人症という名前を知って気づいたのですけれども。

自分ではどうする事も出来ないような気持ち悪さがありましたね。

 

乙一さんの小説の主人公には離人症の症状のような描写が多々みられます。
わかる人が読んだら「あっ、その感じわかる」てなると思う。

(↓乙一さんの別名義による小説)

 

 大切なもの

見過ごしちゃもったいない

愛を拒否しないで

 愛ってなんだ?って感じですが個人的には自然のことなのかなーと思います。

①セゾンが季節という意味
②MVはメンバーの動きや表情だけでなく、時間によって移り変わる光も特徴的に映している

という点から「二人セゾン」という歌の隠れたテーマは移り変わるもの

なのではないかと。

 

なんだか曲調はだいぶ違いますが、乃木坂46の「何度目の青空か?」に通じるものがあるような気がします。

その時にしか見られない景色を大切にしようみたいな。

 

『小さな嘘と贈り物』という映画があるのですが、登場人物の老婦人の「自然って美しいのね。年を取って初めてわかる贈り物だわ」というセリフがありまして。

確かにしみじみと四季の移ろいを味わう若者って少数な気がしますが、自然を感じられるっていいですよね。

 

「君」って誰なんだ

この歌に出てくる「君」。

自然の移り変わりに目を向ける余裕もなくしていた僕を元の世界に引き戻してくれた君。

雰囲気的に彼と彼女って感じですが、メンバーは「メンバーと一緒に居られる限られた時間を大切にしてこの曲を表現して欲しい」とスタッフさんから伝えられたそうな。(出典はラジオ)

なので、恋人だけでなく大切な友人や仲間という風に考える事も出来ますね。

 

まとめ

んー。こんな感じですかね。

個人の解釈になるので「これは違うと思う!!」とかあるかもしれませんが多めに見てください。

恋の歌というだけでなくて、友人と過ごした青春時代についてという風に聴くことも出来るので奥深い歌だなぁと個人的には思っております。

 

 それでは!!