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北の国から

お届けする雑記

女子だけど女子トイレに入れなかった時の話。

今週のお題「髪型」

 

こんにちは。
同じお題に再び挑みます。
それほど私は髪型にまつわる持ちネタが多いという事です。

 
前回の記事

天然パーマ・くせ毛の人間が背負う悲しみとつらさ。 - 北の国から

私の幼少期の髪型

 小さい頃、いつも髪は短かった。
髪が長いほうが女の子らしくて可愛く見えて、自分も髪を伸ばしたいと思っていた。だが母による「髪は長いと手入れが面倒」という理由で美容院ではいつも短くカットされていた。

「伸ばしたい」と言ったと思うけれど柳に風と受け流されていたのかもしれない。母は忘れっぽい人なのでそうなのだと思う。

その上、父親の趣味でアメリカのアイスホッケーチームのユニフォーム風の子供服を着せられていた為に、何も知らない人には男の子にしか見えなかっただろう。

実際に当時の写真を見ると自分でも男の子にしか見えない。

確か3才ごろの出来事なのだが、アイスリンクに行った時に2人か3人組の女子中学生か女子高校生に男の子に間違われた事がある。父親がトイレから戻るのを待っていた時だったと思う。

周りを囲まれ
「きゃーー!!この男の子かわいいーー!!」

と言われたのである。

次の瞬間、父親が戻ってきて「その子、女の子なんですよ」とか言っていたと思う。

自分でもよく覚えているなと思う。おぼろげながら記憶があるのだ。まず、知らない人に囲まれるというのが怖かった。

性別を間違われたのは服装もさる事ながら髪型の要素が大きいと思う。
服装は同じでも髪を伸ばしていれば間違われることはなかっただろう。

小さい子供なら男の子でも少し髪が長ければ女の子と間違われることもあるだろう。

 

ショートヘアがマイブームだったころ

小学校入学前後あたりからおかっぱくらいの長さにしていた。
小2くらいまで肩にぎりぎりつくかつかないかくらいの長さにしていたのだが、髪質が変わって長くしているのも面倒で再び短く切ったのだ。

ショートヘアは楽でいいなと思いながら生活していた。
あと自分でも何故かわからないが男の子みたいな服装をするのがマイブームみたいになっていた。
それまではピンクとか女の子らしい色の服も着ていたが何故か一切着なくなった。
多分、着心地がよかったんじゃないかなぁ?

女子トイレに入れない

そんな感じで再び男の子みたいな装いでいたわけだから、一部の人には男の子にしか見えなかっただろう。

スーパーでトイレに入ろうとした時、入れ違うように出てきた清掃のおばさんに
「ぼく?こっちは女子トイレよ?」

と言われた。

10才くらいのころだったはず。当時の私は背が高い方で女の子には見えなかったのだろう。
自分でも男の子に間違われるかもしれないと恐々としながらトイレに入っていた気がする。
そんなに気にするのなら元の性別に合う服装をすればいいのに、とか言われそうだが(今の自分もそう思う)当時の自分にとってはそういう格好でいる事が自分のアイデンティティのような気がしていたのだ。

はっきりと性別を間違われると恥ずかしいやら悲しいやら自分でもよくわからない気持ちになって何も言い返せなかった。
歴とした女なのだからやましいことは何もないのだ、と思いながらトイレに入ろうとしたが先ほどのおばさんが不思議そうな顔でこちらを見つめ続けているではないか。

これ以上進んだらまた男の子と勘違いされ鋭い言葉で心をえぐられるのかと思うと、女子トイレの敷居を跨ぐことができなかった。

でもトイレには行きたかった。だから、困ってしまった。

おばさんはまだ近くに居る。考えるうちにやけくそになった私は
「いっその事男子トイレに入ってしまえばいいではないか」と思った。

全然よくないのだが名案だと思った。

いざ行かん、と意を決して男子トイレの前へ行った。

そうすると男子トイレから出てきた男性から
「どうして女の子が男子トイレの前なんかにいるのだろう?」
という不思議そうな顔をされたのである。はっきりとわかった。言葉なんかいらない。あの瞳と顔がそのような疑問を投げかけているに違いなかった。

もうどうしろというのだ・・・。

途方に暮れた私は利用者がいないことを確認して多目的トイレで用をたした。・・・のだったと思う。

最終的にどこのトイレに入ったのかはうろ覚えです。しばらく時が過ぎるのを待ってから女子トイレに入ったような気もする。男子トイレには入ってないです。

 

同じ過去を持つもの達

 高校の同級生にそれはそれは男装がよく似合う子達がいた。
私が通っていた高校の文化祭ではミスコン・ミスターコンテストというものは無く、代わりに逆ミスコン・逆ミスターコンテストというものがあった。

1人は確か毎年、もう1人は2年生の頃から出場していて日常から男装の麗人といったような子達だった。

一方は3年連続で逆ミスターコンテストを制覇していて、一方はファンクラブ(私とふざけた友人達によるもの。部員数3名)も存在する「月刊少女野崎くん」という漫画の鹿島くんみたいな子だった。元気にしてるかなぁ。

その2人ともう1人の子とお昼ご飯を食べていたのだが、ひょんなことから髪型の話になった際に上記の「女子だけど女子トイレには入れなかった時の話」をしてみた。笑いを取れるかと思ったのだった。

すると思いがけない反応が返ってきた。

「私もあるよ〜」

2人がね。えっ、私もあるよって。日常だったわって感じで反応してくれたことがなんだか嬉しかった。

自分だけの出来事だと思っていた事を笑って共有できただけで過去が晴れた気がした。

その場にいたもう1人の女の子は「えぇ。ありえないよ!そんなことあるの?」と言っていた。

あるんだよ。

2人は「そういうことは今でもあるよ」と言っていた気がする。


好きな髪型にできる自由があるっていいことですね。
トイレには入れなくなるのは勘弁だけど。

それでは〜。